生後8週の時に殺処分寸前のところで助けられた犬が、アニマルシェルターで歯を見せて精いっぱいの笑顔を浮かべる姿がSNSに投稿され、多くの人の心を捉えている。まるで「僕をもらってよ」「僕のことを見てくれる?」「もっと可愛がってよ」とでも言っているかのような表情に、癒される人が続出しているのだ。
黒のラブラドール・レトリバーの“バルー(Burreaux)”が米ルイジアナ州シュリーブポートにあるアニマルシェルター「ヒューマン・ソサエティ・オブ・ノースウエスト・ルイジアナ(Humane Society of Northwest Louisiana、以下HSNL)」にやって来たのは、生後8週の頃だった。殺処分されるためにきょうだい2頭と他の施設にいたところを、HSNLのディレクターであるコートニー・ウィンゲイトさんが保護したのだった。
HSNLでボランティアをしているサラ・ウォルトンさんは『The Dodo』や『Metro』のインタビューに、バルーについて次のように語っている。
「バルーは“ジョー”と“オー”という名前のきょうだいと一緒にHSNLにやって来ました。3匹のなかで一番弱っていたのがバルーで、すぐに病院に運ばれて治療を受けました。のちにバルーはHSNLに戻ってきましたが、ジョーはすでに新しい家族が決まり施設を後にしていました。きょうだい3匹ともとても人懐っこく遊ぶのが大好きで、ジョーは投げたおもちゃを取ってくる“フェッチ”が一番早くできるようになったのです。そしてその様子をFacebookに動画で投稿したところ、すぐに家族が見つかりました。」
「戻ってきたバルーは人恋しいのか、私たちが声をかけると歯を見せて愛嬌を振りまくようになりました。バルーの笑顔に魅せられた私たちは、家族がはやく見つかるようにと先月22日、Facebookに歯を見せて笑うバルーの写真や動画を投稿したのです。」
この動画には「バルーは構って欲しくてたまらないのです。笑顔でいっぱいのこの子には新しい家族が必要です」と言葉が添えられており、