収束の見通しが立たない新型コロナウイルスだが、このほどアメリカの地下鉄車内で10代の若者が悪ふざけをしたことにより、ちょっとした騒ぎになった。彼らは防護服を着用して手に液体の入った容器を抱えていたが、それが新型コロナウイルスかのように見せかけたのだ。『Insider』『New York Post』などが伝えている。
先月31日に米ニューヨークの地下鉄車内で撮影された動画がInstagramに投稿され、物議を醸している。そこにはマスクをして白い防護服を着た男性2人組が座席に座っており、1人は手にオレンジ色の液体が入った「WARNING(危険注意)」と書かれている透明容器を大事そうに抱えていた。
近くにいた乗客は「それが粉末ジュース(Kool-Aid)であることを願うよ」と声をかけているが、別の乗客が「それってコロナウイルスなの?」と尋ねると、防護服を着た1人はウイルスだと認める合図なのか、親指を立てながら「Good」と返した。
そして容器の蓋を開け始めると、周りの乗客達は一斉に顔を背けて大声をあげ、その場から離れようとする者までいた。さらに透明容器を持ちながらわざとらしく転んだかと思うと、その怪しい液体を車内の床にこぼしたのだ。
その瞬間、車内は騒然となり「おい、なんてことだ!」と怒号に似た声や悲鳴があがった。また逃げ出す人や床を流れる液体から身を守ろうと座席から飛び上がった人もいた。すると防護服の男性は笑いながら「これはいたずらです、いたずらなんです!」と乗客達に声をかけた。
実はこの2人組、