未成年人身取引の罪で拘留中に死亡した米富豪、故ジェフリー・エプスタイン被告の捜査について、米連邦捜査局(FBI)がエリザベス女王の次男アンドルー王子に対し事情聴取を要請していた。しかし米検事は27日、王子はこれまで“協力ゼロ”だったことを明かした。この報道についてアンドルー王子は激怒し、近親者に「未だ連絡をもらっていない」「喜んで話すつもりだ」と語ったという。
アンドルー王子はエプスタイン被告と深い親交があり、被告の被害者の一人であるバージニア・ロバーツ・ジュフリーさん(当時17歳)は王子から性交を強制されたと主張している。昨年秋に英BBCが行った王子へのインタビューでは「求められれば、当局による捜査に進んで協力する」と公言していた。
これに対し1月27日、捜査を担当するジェフリー・バーマン連邦地方検事がニューヨークのマンハッタンにあるエプスタイン被告の豪華マンションの前で会見を開いた。バーマン検事は「検察官らがアンドルー王子の弁護士に連絡を取ったが、返事は受け取っていない」と述べ、「これまでの協力はゼロだ」と記者たちに伝えた。
さらにエプスタイン被告の5人の被害者女性を弁護するカリフォルニア州のリサ・ブルーム弁護士は28日、BBCのインタビューで「アンドルー王子は性的不正行為で訴えられ(王子は否定)、エプスタイン被告とも多くの時間を一緒に過ごしている。ついにゲームを止める時が来た。正しいことをするために出てきて、質疑に応じる時だ」と怒りをあらわにした。
この報道に対してアンドルー王子は激怒し、