9月末に恋人エドアルド・マペッリ・モッツィさんとの婚約を発表したエリザベス女王の孫ベアトリス王女が、今月18日に予定していた婚約パーティーを中止していたことが明らかになった。スキャンダルで公務を自粛中の父アンドルー王子の影響によるものと見られている。
今年9月、エリザベス女王の次男アンドルー王子と元妻セーラ・ファーガソンさんの長女ベアトリス王女(31)が、恋人エドアルド・マペッリ・モッツィさん(36)との婚約を発表した。「人生の新たな冒険の始まりに胸を高鳴らせ、結婚式当日を今から心待ちにしています」とのコメントとともに、イタリアで婚約したことや挙式は来年になることなどを明かし、母セーラさん、妹のユージェニー王女らも心から祝福していた。
そんな幸せの絶頂にいた一家であったが、ベアトリス王女の父アンドルー王子が未成年少女の人身取引の疑いで逮捕され、勾留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスタイン被告との関係について取り沙汰されるようになると、事態は一変した。先月インタビューに応じたアンドルー王子は「3度にわたり王子から性交を強要された」と主張している被害者の1人バージニア・ロバーツ・ジュフリーさん(当時17歳)の言い分を、
「会ったことはまったく記憶にない」
と完全に否定したばかりか、彼女の腰に手を回したツーショット写真についても不正に加工された可能性を示唆するなど身の潔白を懸命に主張。そんな王子の一連の釈明には世間から冷たい視線が集中し、同時に被害者への配慮に欠けた言動にも非難が殺到する結果を招いたのであった。事態を重く受け止めたアンドルー王子は後に「当面の間、公務から退く」ことを発表した。
父親のスキャンダルが世界中のメディアの注目を集めるなか、