エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】勘九郎『中村屋ファミリー』からの『いだてん』再放送で「とつけむにゃー」「役者!!」の声

小倉城が見える傍らに大道具の水車が入り込んでしまうことに気づいた勘九郎が「水車ってあのままなの?」「あれは、違うな」と静かに口にする場面があった。

平成中村座は移動式の仮設劇場なので、大道具の収納スペースが狭くて水車がはみ出してしまうのだ。スタッフも黒い布で被うなど対策を考えるが、昼公演の稽古で目立ってしまうことが分かり、勘九郎は「昼は(壁を)開けません」と決断したのである。

彼のこだわりと熱意からスタッフが動き、広島から資材を持ち込んで急きょ収納スペースを増設することになった。夜も作業が進むなか、スタッフの頑張りに触発されて勘九郎や七之助たち役者の稽古もさらに熱を帯びた。

そのような『密着!中村屋ファミリー』での姿と『いだてん』最終回で熊本弁を話す白髪頭の金栗四三役を演じる姿を比べて、Twitter上では「昨日若々しい勘九郎さんを見ただけに改めて四三じじいのメイクと演技すごい」と反響があった。

他にも「撮影直後に四三さんは自分の本業で平成中村座に向かってたとは、勘九郎さんこそとっつけむにゃ~お人ですたい!!」、「あんなにハツラツと踊っていた勘九郎さんとの落差の凄さよ! 四三さんの老けっぷり!!! 役者!!!」など感心する声が多い。

「坂井が『ぼくなんか8月6日に生まれただけで何者でもない…』っていうシーン、勘九郎さんも絶対『中村屋に生まれただけで…』なんて悩んだことあるよなあ、とふと思った」という人もおり、局を超えて両番組が連日放送されたことは実にタイムリーと言えるだろう。

画像2枚目は『フジテレビ 2019年12月20日付Twitter「夜9時~放送『密着!中村屋ファミリー 涙と笑いの猛稽古2019~勘九郎&七之助大いなる挑戦 勘太郎8歳 覚悟のひとり立ち&長三郎6歳 初の女方~』」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

中村長三郎と父・中村勘九郎(画像は『フジテレビ 2019年12月20日付Twitter「夜9時~放送『密着!中村屋ファミリー 涙と笑いの猛稽古2019~勘九郎&七之助大いなる挑戦 勘太郎8歳 覚悟のひとり立ち&長三郎6歳 初の女方~』」』のスクリーンショット)

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