赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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世界保健機関(WHO)の2017年の報告書では、年に700万人が喫煙が原因で死亡していることが明らかになっている。また15歳以上の喫煙者は約11億人にのぼると推計されており、受動喫煙により命を落とす人も約89万人と決して少なくない。タバコが身体に良くないとわかっていてもどうしても止められないのが現状なのだろうが、このたび中国で30年間タバコを吸い続けた男性の肺の映像が公開され、医師らは「それでもタバコを吸いますか?」と訴えている。
22歳でタバコを始め、30年間ヘビースモーカーだった中国在住の52歳の男性が脳死し、移植待機患者のために肺が摘出された。しかし男性の肺は、健康なピンク色とは程遠く黒ずんでおり、医師らは移植を中止した。
江蘇省にある無錫市人民医院のチェン・ジンユー医師(Chen Jingyu)は、男性の肺について次のように語った。
「移植前の検査では、肺が機能し身体に十分な酸素を供給できているかを示す酸素飽和指数に問題はありませんでした。ただ男性の脳死が確認された後、肺のCTスキャンを行わずに摘出したため、男性の肺の状態がこれほど酷いとは思いもしませんでした。肺の移植には60歳未満であること、レントゲン検査で異常が見られないこと、重い肺感染症がないなどの厳格な規定がありますが、この男性の肺が移植不可なことは明らかでした。」