若い女性に多いと言われる食毛症。このたびロシア連邦を構成する共和国の一つ、ブリヤート共和国の19歳の女性の胃から、約2キロの毛髪の塊が発見された。その塊は長さが50センチと巨大で、女性は消化性潰瘍も患っていたという。
ブリヤート共和国の首都ウラン・ウデに住む19歳の女性の胃から、約2キロ(4.4ポンド)の毛髪の塊が摘出された。女性は食事のたびに嘔吐を繰り返していたためかなり衰弱しており、激しい胃の痛みを訴えて病院を訪れた。
検査の結果、医師らは女性の胃全体をスッポリ覆ってしまうような異物があることを発見した。胃の切開手術を行ったところ、その異物は消化されずに絡み合った毛髪が石のように固まった‟毛髪胃石”であることが判明した。『Mirror』によると、サツマイモのような形の塊は長さが50センチ、横幅は10センチと巨大で、重さは約2キロもあり、十二指腸には潰瘍もできていたということだ。
女性の手術を担当した医師は「彼女は自分の毛髪を食べる‟食毛症”という精神疾患を患っています。かなり長期にわたって毛髪を食べていたようですが、手術後は順調に回復しています」と述べている。
毛髪は硬質タンパク質のケラチンでできており、人間はそれを消化することができないため、