アフリカ訪問5日目となった現地時間27日、英王室ヘンリー王子はメーガン妃と愛息アーチーくんを残し、アンゴラでの単独公務へ向かった。防弾ベストと保護マスクという重装備で地雷跡地を歩く王子に、多くの人々が生前のダイアナ妃の姿を重ねたようだ。
英王室ヘンリー王子は現地時間27日、アンゴラ南東部の街ディリコの地雷除去現場を視察した。防弾ベストと保護マスクを装着し、地雷原跡地を歩いた王子は、除去活動に尽力するチャリティー団体「Halo Trust」のスタッフのサポートのもと実際に地雷の遠隔起爆処理の活動にも参加した。
同地でスピーチを行ったヘンリー王子は、
「地雷は未だ癒えぬ戦争の傷痕です。地雷を撤去することで、このコミュニティーは再び平和を取り戻すことができます。そして平和な日々は、新たなチャンスの生成へと繋がっていくのです。」
と述べ、地雷の撲滅を強く訴えた。
公式Instagramには、ヘンリー王子の亡き母ダイアナ妃が1997年1月に同国を訪れた際の写真もあわせて公開されており、妃の訪れたウアンボの地雷原跡地が、現在は学校や商店などで賑わう活気ある場所へと変貌を遂げたことが綴られている。妃の訪問により地雷禁止運動が世界中で高まり、同年12月には対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約(英語正式表記:The Convention on the Prohibition of the Use, Stockpiling, Production and Transfer of Anti-Personnel Mines and on their Destruction)、通称「オタワ条約(Ottawa Treaty)」が署名された。
生前のダイアナ妃は、