芸人の闇営業など一連の問題を受け吉本興業は所属する全芸人と「共同確認書」という書面の契約を結び、従来の“マネジメント契約”に加えて新たに“専属エージェント契約”という形態を導入すると発表した。東野幸治は専属エージェント契約に興味津々ではあるものの、現在自分がレギュラー出演している番組のほとんどは吉本興業が製作に携わっているため、マネジメント契約を選択していないタレントは使ってもらえないのではないか―と心配する。
加藤浩次(極楽とんぼ)が会社側に提案したという“専属エージェント契約”。彼は10日深夜放送のラジオ番組『極楽とんぼオレたちちょこっとやってまーす!』(MBSラジオ)で、現状の仕事は吉本興業とエージェント契約するが、これからの仕事では吉本興業以外のエージェントに任せることも「OKしてもらいました」と話している。今までは吉本興業を通さないと一切仕事はできなかったが、たとえば個人的な付き合いのあるディレクターや出版社との仕事を加藤の判断で他のエージェントと契約することも可能だという。
従来のマネジメント契約では、“所属している芸能事務所のため”にタレントは専属的に芸能活動を行う。基本は対等な関係であるはずだが、マネジメントをする側の立場の方が強くなる傾向にあった。一方で専属エージェント契約は“クライアント(タレント)のため”にエージェント側が仕事や依頼を探し、契約が成立すればクライアント側が報酬としてギャラの何割かを手数料として支払う、ドライで対等な関係の契約形態だ。
11日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)でメインMCを担当する東野幸治は、