プールに浮かんでいる我が子を目にした瞬間は、どれほど恐ろしかったことだろう。発見後20分以上も心停止の状態だった3歳児が、周囲の人のサポートによって奇跡的に回復した。南アフリカの『You Magazine』が、事故の瞬間から3歳児の回復までの様子を伝えている。
ブラッドリーさんとロウリカ・スノーさんは長女ケイトリンちゃん(5)、長男リアム君(3)と共に南アフリカ・ヨハネスブルグから60キロほど離れたハウテン州フェリーニヒング(Vereeniging)という町に住んでいる。
2か月前のある日曜日、隣の州から訪れていたロウリカさんの両親を午後3時過ぎに見送ったブラッドリーさんとロウリカさんは、リビングのソファーに腰を下ろした。そこには大きな窓があり庭のプールが広々と見渡せる。プールにはフェンスやゲートが設置され、子供たちだけで入れないようにしていたという。
夫妻が何気なく窓を見た時にプールのゲートが開いており、ケイトリンちゃんがリビングに来て「リアムはどこにいるの?」と聞いてきた。その言葉にブラッドリーさんとロウリカさんは驚き、すぐに庭へ向かった。するとリアム君はオレンジのパンツをはいたままプールに浮かんでおり、ロウリカさんは絶叫しながらリアム君をプールから引き上げ、ブラッドリーさんは以前習った救命措置を行った。
そして救急車を呼ぼうとしたがまったく繋がらず、