アメリカでは国民皆健康保険制度がないこともあり、医療費が非常に高いことで有名だ。たとえ民間の保険に入っていたとしても、盲腸の手術で1泊入院し、保険が適用されて自己負担が20%でも100万円を超えるケースもあるという。このほどアメリカのある家族が、ヘビに噛まれた娘の医療費に愕然としたことを明かした。『New York Post』『ABC News』などが伝えている。
米インディアナ州モンロー郡ブルーミントンに住むジョシュア・ペリーさん(Joshua Perry)とシェルリ・ヨーダーさん(Shelli Yoder)夫妻の娘オークリーちゃん(Oakley、10歳)は昨年7月、親元を離れてイリノイ州ジャクソンフォールズのショーニー国立森林公園へサマーキャンプに行った。
友達と過ごす楽しいはずのキャンプだったが、オークリーちゃんはヘビに右足のつま先を噛まれてしまったのだ。
同行していたキャンプカウンセラーはその場所からオークリーちゃんを背中におんぶして移動したが、この時キャンプカウンセラーは有毒のアメリカマムシに噛まれたのではないかと判断し、緊急通報した救急隊からの勧めもありヘリコプターを要請した。
そしてオークリーちゃんはヘリコプターにより、約80マイル(約128.7キロ)先にあるインディアナ州の「セント・ヴィンセント・エバンズビル病院」へと搬送された。そこには連絡を受けて駆けつけたジョシュアさんとシェルリさんがオークリーちゃんの到着を待っていた。
つま先の指が少し変形してしまったオークリーちゃんだが、治療が終わると念のためにインディアナポリスの「ライリー・ホスピタル・フォー・チルドレン」へ向かった。そこでは医師の観察下に置かれたが、ヘビに噛まれてから24時間以内には退院することができた。しかしこの後、家族は別の意味で怖い思いをすることになった。
今回の医療費として、