このほどウクライナから、気分の優れない我が子に自己流の治療法を施して危うく命を奪いかけた父親の一報が届いた。医師を頼らない自己流の治療がいかに危険かを、英メディア『The Sun』などが伝えている。
ザポリージャ州のザポリーズィカ・オーブラスチに住むターニャ・イワノヴァちゃん(Tania Ivanova、5)はある日、父親に腹痛を訴えた。少し気分が悪そうに見えたものの父親は病院へ連れて行かず、自己判断で食中毒ではないかと決めつけてしまった。
ターニャちゃんの胃の中を洗浄しなければと思った父親は、大量のミネラルウォーターを飲ませて吐かせていた。ところが数時間ほど吐かせていたところ、ターニャちゃんは突然気を失ってしまった。
驚いた父親は、すぐにミネラルウォーターを飲ませるのを止めて救急車を呼んだ。ターニャちゃんはザポリーズィカの病院へ搬送されたが、水分を過剰に摂取したことで脳の組織の液体成分が異常に増加する重度の脳腫脹となり、痙攣発作を起こしていた。
その後2日間、ターニャちゃんは意識が戻らず危険な状態だった。父親は娘の治療中にずっと「お願いです。自分とターニャを入れ替えてください」と祈り続けていたとのことだ。そして3日目にターニャちゃんは意識を取り戻し、