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writer : katakura

【海外発!Breaking News】「隣の家が臭すぎる」 アパートの壁を壊して侵入、家主の私物を処分した男(台湾)

隣家から漂う悪臭に耐えきれなかった男は、壁を壊して侵入し、家主の許可なく勝手に家の中のものを処分してしまった。この男を家主の女性が訴えていたが、このほど士林地方裁判所は他人の建築物損壊及び毀損罪でそれぞれ懲役8か月と4か月、執行猶予3年の有罪判決を下した。また男に罰金3万元(約10万8000円)及び家主の親子への損害賠償金51万元(約185万円)の支払いを命じた。『ETtoday新聞雲』『東森新聞』などが報じた。

事件があったのは2017年1月。台湾・台北市のアパートに住む男は、壁を隔てた隣家から漂ってくる悪臭に辟易していた。男は家主の女性の不在を見計らい、業者に頼んで2つの住居を隔てる壁に人が通れるだけの穴を開けると、隣家に侵入した。男の供述によれば、家の中は物が散乱した状態で、冷蔵庫の中の食料は腐り、ネズミの死骸などもあったそうだ。男は清掃業者に依頼してそれらの物を捨て、さらにベッドやテレビ、冷蔵庫、衣服、書籍なども勝手に処分してしまったという。

家主は80代の女性で中度の障害がある娘と別の場所で暮らしており、被害にあった部屋は物置にしていたそうだ。しかし毎月、定期的に訪れていたという。家のドアを開けると壁に大きな穴が開き、部屋にあった物がすべてなくなっていたというから女性の驚きようは想像に難くない。現在も壁の穴は冷蔵庫でふさがれている状態とのことだ。「ネズミが死んでいたからって、私のものを全部捨てる必要がある?」と女性は憤りをあらわにした。

士林地方裁判所では、

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