スマートフォンの普及に伴いヘッドフォンやイヤホンの使用率が高くなっている昨今、イヤホンをしたまま音楽などを聴き眠ってしまう若者たちの間で、翌朝に耳が聞こえなくなるという症状が頻繁に起こっているようだ。このことに対して台湾の医師が警告を発している。台湾メディア『爆新聞』をはじめ『Oddity Central』などが伝えた。
「イヤホンで音楽を聴きながら眠ってしまう人が、翌朝になると耳が聞こえなくなっているという症状に見舞われるケースが多く報告されている。」
そう話すのは、台湾・台中市にある亜州大学附属病院耳鼻咽喉科のTian Huiji医師だ。
スマホに接続したヘッドフォンやイヤホンを使用する人の姿を頻繁に見かけるが、彼らはヘッドフォンやイヤホンを使って音楽を聴いたり、電話で会話をしたり、また学習のために随時装着している人もいる。中には潜在意識的に外国語を学ぶため、イヤホンから流れ出る音を聞きながら眠る人もいるようだ。睡眠学習については科学的証拠があげられていないが、脳が睡眠中でも音を知覚することができることから、睡眠中の学習が可能と信じている人も多いと医師は言う。
しかしヘッドフォンやイヤホンを使用して睡眠中に音を聞き続けることはあまり良い結果にはならないとして、