経済誌『Forbes』が昨年発表した最もギャラの多い俳優ランキングで、6450万ドル(約70億円)で4位にランクインしたオーストラリア出身のクリス・ヘムズワース(35)。ソー役で『アベンジャーズ』シリーズに出演するなどハリウッドの売れっ子だが、俳優を諦めてオーストラリアに帰ろうとしたことがあると語った。
ハンサムで190cmの長身、美しい肉体を持つことで人気のクリス・ヘムズワースは、2009年に公開された『スター・トレック』に出演し、ハリウッド映画デビューを果たした。その後、2011年の『マイティ・ソー』で主役のソーを演じ、以降はマーベルのスーパーヒーローが集まる『アベンジャーズ』シリーズ、『スノーホワイト』(2012年)、『ゴーストバスターズ』(2016年)に出演して、華やかなキャリアを築いている。
しかしそんなクリスにも、大きく葛藤した時期があったという。『スター・トレック』出演後に俳優業を諦めようとした過去があると『Men’s Health』3月号に語った。
「(俳優を)やめようと思っていたんだ。演技はいつもしたいと思っていたし、お金ができたら最初に両親の家(のローン)を払ってあげたいって思っていた。父に一度『(ローンを)支払いきれると思うか?』って聞いたことがあるけど、『正直、全く思わない』って返事だった。だから、オーディションを受けまくっていたよ。そうしているうちに僕の気持ちが変わったんだ。ある時は、オーストラリアに帰ろうって思ったりしたものさ。それでもこれが最後と思ったオーディションでは、『父の家のためにやろう。自分自身のことよりも他の人のために(俳優を続ける)理由を考えよう』って。その(最後の)オーディションは『キャビン』(2011年)で、仕事をもらうことができた。その後は『レッド・ドーン』(2012年)、『マイティ・ソー』と続いたよ。」
ハリウッドで活躍し始めて10年が経ったクリス・ヘムズワース。キャリアを築く中で、