このほどオーストラリアのパースで、生まれた時から病院を行き来する生活を送らねばならない我が子に、更なる苦しみを与えた母親が逮捕された。母親は息子に装着されていたチューブに漂白剤を流し込み、意図的に殺害を試みたとされている。『9News』『PerthNow』などが伝えた。
オーストラリアのパースに住むブルック・エヴェリン・ルーカス(26歳)は1月11日、13か月になる息子ウィリアム君を意図的に殺害しようとした罪および人命を危険に晒した罪で逮捕された。
2017年11月に予定日より14週早く誕生したウィリアム君は、生後10週で稀な先天性かつ複合的疾患の「ピエールロバン症候群」と診断された。チューブを通してしか食事や呼吸をすることが困難なこの病には24時間のケアが必要とされ、ウィリアム君は生まれてから頻繁に病院を行き来する生活を送っていた。
ウィリアム君が1歳になる前にクラウドファンディングサイトでアカウントを設置したブルックは、「病院から1時間も離れた場所に住んでいるため、車のガソリン代や駐車料金、病院での食事代など色々お金がかかる上に、息子には特別な治療器具が必要なので長期にわたり寄付を呼びかけたい。どんな金額でも感謝する。1歳の誕生日には息子を家に連れて帰れるように願っている」と綴り、寄付を呼びかけていた。アカウントの目標金額は1万豪ドル(約78万円)に設定されており、