未成年者の犯罪年齢が著しく低下していると言われる中国で、昨年に起こった教師刺殺事件の判決が17歳少年に言い渡された。『South China Morning Post』『shanghaiist』などが伝えている。
中国湖南省の益陽市中級人民法院(裁判所)で、17歳の少年が終身刑を言い渡された。
昨年の11月12日、益陽市の沅江市第3中学校に通う当時16歳だったルオという名字の男子生徒は、47歳のバオという名の教師を果物ナイフでメッタ刺しにした。男子生徒は、警察に「先生に成績のことを批判された。両親に知られたくなかった」と供述していた。バオ教師は、少年の母親に成績について電話しようとしていた際に12回以上も刺され、その場で死亡した。中国メディア『澎湃新闻』によると、バオ教師は優秀な教師で、男子生徒の成績はクラスでもトップだったようだ。
裁判は少年が未成年であることから非公開で行われ、終身刑の判決が言い渡された。中国では、罪を犯した者に対しては14歳から刑事責任が問われる。今回の件については、犯罪は意図的殺人と断定されながらも、