このほど英マンチェスターで、4児の母親でありながら前科12犯という犯罪歴を持つ女が再逮捕された。女はテイクアウト店でチキンナゲットを無料にしろと要求し、断られると逆上してスタッフに差別的発言や暴行を加え、更には駆けつけた警察官にまで唾を吐くなどの行為に及んだ。しかし今回またしても実刑判決を免れたことに、世間からは再びの英司法の甘さを批判する声があがっている。『Manchester Evening News』『The Sun』などが伝えた。
マンチェスター、ウィゼンショウウに住む4児の母親ケリー・フィールディングは、9月29日の真夜中を過ぎた時間帯にノーザンデンにあるフライドチキン店「Chesters Chicken(チェスターズ・チキン)」に来店し、無料でチキンナゲットを提供するよう要求した。
ケリーは店のスタッフに「タダにしてくれたら性的サービスをするわよ」ともちかけた。スタッフがこれを拒否するとケリーは逆上し暴言を吐いたため、スタッフはケリーにチキンウイング4つを無料で提供し、店から出ていくよう願い出た。ところがケリーはなおも攻撃的な態度を取り続け、スタッフとマネージャーがケリーを店の外へ促すと、ケリーはスタッフの顔を叩き「このくそったれのパキスタン人が!」と差別用語で罵った。
通報を受けて駆けつけた警官らは、ケリーのことを知っていたようだ。騒ぎを止めないケリーに対し警官の1人が逮捕のための手錠をかけようとしたところ、ケリーは警官を蹴り上げた。2人がかりで取り押さえようとすると、暴れるケリーは唾を吐くなどの行為に出たが、警官らは何とかケリーを床に抑え込んで逮捕した。
警察の取り調べでは、