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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】2歳女児を劣悪な環境で餓死させた女性カップル 反省の言葉もなし(英)

保健師の再訪問時には部屋は片づけられていたことから、早急な対応はなされなかったようだ。しかしその半年後、ローレンちゃんは帰らぬ人となった。

ローレンちゃんが死亡する1週間前、マーガレットは近隣住民に「ローレンは歯が生えてきて痛いから一晩中泣いていた」と話していたが、ローレンちゃんの歯は既に生えそろっていた。死の何日か前には、ローレンちゃんは衰弱していて顔色は悪く、ぐったりとした状態だった。しかしマーガレットとマリーは「ただの風邪」とローレンちゃんを放置。2015年3月20日、ローレンちゃんが意識不明になっていることに気付いてようやく999に緊急通報した。

救急車で病院に運ばれたローレンちゃんは、およそ30分後に死亡した。マーガレットは看護師に「2日間ほどウイルスに罹っていた」と話したが、医師は不信感を抱いた。痩せ細り汚く、乱れた格好をしていたローレンちゃんのおむつはずぶ濡れで、頭には円形脱毛の痕があり、髪には無数のシラミが付着していたからだ。

検死の結果、ローレンちゃんは深刻な育児放棄の被害に遭っていたことが判明した。死因は栄養失調による合併症で、頭のシラミは1年5か月以上も放置されていたことがわかった。ローレンちゃんを病院に搬送した救急隊員らは、救急車内でローレンちゃんが横たわっていたカバーがシラミとノミだらけだったことに気付き、車内を除染して掃除しなければならなかったという。マーガレットとマリーは、その後逮捕となった。

グラスゴー裁判所で行われた裁判では、マーガレットがローレンちゃんの母親であると名乗ったが、マリー同様2人がローレンちゃんの両親であったことが明らかにされた。しかし両親とは名ばかりで、マーガレットは基本的な子育てを怠ったことについての責任など一切感じておらず、ローレンちゃんの死に対しても罪の意識などないと発言。マリーは「部屋をもっと片付けるべきだった」とだけ口にし、ローレンちゃんの死に関して反省の言葉もなかったようだ。

ビル・マックヴィカー検察官は「アパートは、子供たちにとって適切で安全な生活環境とは言えない」とマーガレットとマリーを非難した。結果、2人はローレンちゃんの故意の虐待と育児放棄を認め、他の2人の子供についての同様の罪も認めた。判事は「被告2人は深刻な罪を犯したゆえ、保釈を赦すつもりはない」と述べ、マーガレットとマリーは現在勾留中で、判決は後に下されるとのことだ。

このニュースを知った人からは「半年前に保健師が訪問しているのになにも気付かなかったって、目は節穴なの!? 毛ジラミだってそれだけ付着していれば気付くはずなのに」「いや、半年の間にもっと変化があったんだろう。なにより一番悪いのは親だ」「2人の子供は助かったけど、すぐにこんな親から引き離すべきだよ」「最低だな」といった声があがっている。

画像は『BBC News 2018年12月20日付「Couple neglected two-year-old who died of malnutrition」(MIKE GIBBONS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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