あらゆる場所に設置されているであろう空港のCCTV(防犯カメラ)を無視して犯行を行う犯罪者は存在する。このほどイタリアのローマの空港のセキュリティチェックエリアで、ある旅行者が別の旅行者の現金を盗むという事態が発生した。『Metro』などが伝えている。
12月8日、ローマのフィウミチーノ空港のセキュリティチェックエリアで、旅行者の男が別の旅行者の所有物をトレイから盗む犯行の様子がCCTV(防犯カメラ)に捉えられた。
窃盗犯の男は、被害者となるパキスタン人男性のちょうど後ろに並んでセキュリティチェックを待っていた。パキスタン人男性は、横にあるベルトコンベアに乗せられた黄色のトレイに現金が入った封筒を2つ入れ、金属探知機を通り抜けようとした。ところが職員に呼び止められ、時間がかかってしまった。その間、男性の後ろにいた男がトレイにバッグやコートを入れ、別の金属探知機を問題なく通り抜けた。
男はパキスタン人男性よりも早くトレイの場所へとやってきて、自分の荷物が流れてくるのを待っていた。しかしその時、トレイに入った封筒2つに気付いた。男はさりげなく辺りを見回すと、封筒ごとトレイから取り自分のポケットへ入れた。そして別のトレイに預けていた自分のベルトを掴み、上着を肩にかけるとバッグを持ってその場から立ち去ったのだ。
8,000ユーロ(約102万円)もの現金が無くなったと知った被害者の男性は、