海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】配達先で異変を察したピザデリバリースタッフ “暴力男”から女性を救う(米)

彼の背後に女性が立っているのを見た。女性は目の周りの痣を指さしながら「助けて」と口だけを動かし、ジョセフさんに助けを求めたのだ。さらにホフマンが現金を取りに家の奥へ行った時にも、女性は「警察を呼んで」と口を動かした。その女性宅から8分ほどの距離にある店に戻ったジョセフさんは、すぐさま警察に通報した。

警察官が現場に到着すると、ドアを開けようとした女性を阻止したホフマンの姿が見えた。「開けないのならば強硬手段に出る」と言う警察官に、ホフマンは観念してドアを開けた。「助けて」と叫んだ女性の顔にできた痣や出血した鼻を見た警察官は、すぐにホフマンを逮捕した。ホフマンの車のトランクからは、22口径の銃が発見されている。警察の調べに対し、ホフマンは「口論中にカッとなって(女性を)殴った」「(女性と)一緒に死ぬつもりだった」と供述している。

被害者への絞殺および窒息未遂、不法監禁、虐待、恫喝、更には不法侵入で逮捕されたホフマンは自殺をほのめかすような発言をしていることから、現在は監視付きで拘留中とのことだ。有罪となれば、50年以上の実刑が下る可能性もあるという。

咄嗟の機転を利かせたことで女性を救うことができたジョセフさんはその後、助けた女性からの連絡はないが、女性の息子にあたる人物が感謝の言葉を伝えに数回ほど来店してくれたと話している。「お前を殺して俺も死ぬ」―そんなホフマンの狂気から危機一髪のところで女性を救い出したジョセフさんは、まさにヒーローといえよう。

画像は『The Wichita Eagle 2018年10月1日付「Woman with black eye mouths ‘help me’ as man pays pizza driver, Wisconsin cops say」(Sheboygan County Sheriff’s Office)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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