アメリカの人気ドーナツチェーン店「クリスピー・クリーム」が、イギリスの各地に店舗を設けるようになって久しいが、このほどアイルランドのダブリンにも店舗がオープンした。しかし24時間営業のドライブスルーがグランドオープンを迎えるやいなや、思わぬ現象が起こり、営業時間を切り上げざるを得ない事態となってしまった。『Irish Mirror』『Independent.ie』などが伝えている。
そんなにもドーナツが食べたくて仕方のない人たちがこの地域にはいるのだろうか…そう思ってしまうような現象が、ダブリン西部ブランチャーズタウンにオープンした「クリスピー・クリーム」ドライブスルー店で起こった。
9月26日、ショッピングセンターに隣接してオープンしたこの店舗の近所に住む人々らは、初日以降とんでもない騒音に睡眠を妨害されることになってしまった。車でドーナツを買いに来る人々が長蛇の列をなし、ショッピングセンターの駐車場にはドーナツを求める客の車で溢れ、夜の11時以降に激しいクラクションを鳴らす車が相次いだのである。
中には1時間以上も車内でドーナツが出来上がるのを待ち続けた客もいるようだが、結局列に並んでいなかったと気付くと、混雑したドライブスルー前は混み合った車で騒然となり、車内の客らが夜中であるにもかかわらずクラクションを鳴らし続けるという迷惑極まりない行為に出た。何台もの車が一度に午前2時頃までクラクションを鳴らすことで騒音被害を受け、眠れないという事態に陥った近隣住民らはこのように苦情を訴えた。
「オープンしてからまともに眠れる日がないよ。みんな仕事もあれば子供だっているし、学校にも行かなきゃならない。それにこのエリアには高齢者だって結構住んでいるんだ。ドーナツのためにこんなに並ぶ人がいるなんて信じられないよ。車のヘッドライトや騒音、排気ガス、クラクションの音が毎晩だよ、毎晩。全ての通りがドーナツを買いに来た客の車で埋まっているんだ。」
「ウチのアパートにはショッピングセンター駐車場に面したバルコニーがあるから、そこから聞こえる騒音が部屋の中に響いて、うるさいったらないよ。」
異常なまでのドーナツ騒動にたまりかねた住民らは、