アイルランドのダブリン空港にて、このほどフライトに乗り遅れた男がタキシング中の飛行機に向かって「待ってくれ!」と叫びながら離陸を止めようとし、航空会社職員や空港警察に取り押さえられ逮捕された。『BBC News』『ITV News』などが伝えている。
9月27日の早朝、アイルランドのダブリン空港でウェックスフォード州ゴーレイのラヒーンスカ(Raheenaskeagh)に暮らすパトリック・キーホー(23歳)が逮捕された。パトリックは、恋人とアイルランドの格安航空会社「ライアンエアー」を使ってオランダのアムステルダムへ向かう予定であったが、フライトに乗り遅れてしまった。
2人が搭乗ゲートに到着した時には、既に最終アナウンスも終わっており搭乗手続きは完全に終了していた。ライアンエアーの地上職員がパトリックにもう搭乗ができない旨を伝えると、これにパトリックは逆上、ゲートの窓を叩いた挙句、職員を突き飛ばしてロックされていたドアを壊し、スーツケースを抱えたまま駐機場へと走り出た。
飛行機は既に駐機場から滑走路へと誘導を始めていたが、パトリックは駐機場に立ち塞がり、両手を振りかざして飛行機に向かって「待ってくれ!」と叫んだ。しかし駆けつけたライアンエアー職員と連絡を受けた空港警察が、乱闘の果てにパトリックを取り押さえ、午前7時頃に逮捕した。
このアクシデントにより飛行機は予定離陸時刻より21分の遅れとなったが、