海外発!Breaking News

writer : flynn

【海外発!Breaking News】口論の末に上司にシンナーをかけて着火、逃走した男(南ア)

家族は病院でただ途方に暮れるしかなかった。

シェリルさんは当時のことを、次のように述べている。

「子供たちも私もロジャースの姿を見てショックを隠すことができませんでした。彼は頭の先から膝辺りまで酷い火傷で覆われていたのです。こんなことをするなんて…人間のできることではありません。医師からは『身体の70%に火傷を負い非常に危険な状態で、処置の施しようがない』と言われました。」

「それでも夫はICU(集中治療室)で私の手をずっと握りしめ、『自分は大丈夫だから安心して』と家族にポジティブな言葉をかけ続けてくれたのです。彼は私が精神的に弱いことをよく知っていたからでしょう。『すべてはあっという間の出来事だった』とも言っていました。」

しかし事件から3日後に行われた手術の直後、ロジャースさんは意識不明となり、4月27日に帰らぬ人となってしまった。死因は煙を吸い込んだことによる肺虚脱だった。

シェリルさんは「夫の恐ろしい死が目に焼きついて離れません。良き夫であり良き父、そして一家の稼ぎ頭であったロジャースを亡くし、非常に混乱しています」と事件のショックから立ち直れず、毎日泣き暮らしているという。

一方で火を放ったリカルドは、事件後ひたすら逃走を続けていた。一時は隣国ジンバブエにまで足を延ばしたが、南アフリカに再入国しようとしたところを逮捕された。8月19日の『IOL News』では、リカルドがダーバン治安判事裁判所に出頭したこと、殺人罪で裁判が進められることを伝えている。

画像は『IOL News 2018年8月19日付「Heated office argument leads to manager being burnt to death」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

1 2