AKB48の姉妹グループSDN48(2012年3月31日全員卒業)のメンバーだったなちゅ。2010年1月期に放送されたドラマ『マジすか学園』(テレビ東京)で主人公・前田敦子の舎弟を名乗るヤンキー女子高生・鬼塚だるま役で見せたインパクトあるキャラクターを覚えている人も多いのではないか。
ヤンキーがはびこる馬路須加女学園に転向してきた前田敦子(前田敦子が本名で出演)は、見た目は物静かな女子高生だがめっぽうケンカが強い。同時に転校してきたのが、元ギャルで金髪のいかにも強そうな鬼塚だるまだった。
ところが、だるまは気合は入っているがケンカはあまり強くない。前田の強さを目の当たりにすると感服して、舎弟など取らないという彼女を「あつ姐」と呼んで付き従う。前田がケンカに勝つと「勝利の手羽先」をセーラー服のどこかから取り出して進呈する憎めないキャラクターである。
なちゅはもともと渋谷のギャルサーでヤンキー役はお手の物だろうが、鬼塚だるまに成りきるため肉襦袢をはめたり関西弁を練習する隠れた努力もあったようだ。
それ以前は2006年4月から『恋のから騒ぎ』に出演すると「ぎゃるさ~」のニックネームで呼ばれトークでも活躍した。その後、ワタナベエンターテインメントに所属してピン芸人やコンビ「チャラなちゅパラダイス」などお笑い界でも活動していた。
『マジすか学園』は2010年1月から3月まで放送され、