19日に控えたヘンリー王子&メーガン・マークルさんのロイヤルウェディング。おめでたいこと続きの英王室フィーバーを肌で感じようと、ロンドンには世界中から観光客が押し寄せているが、現地ではこの状況をどのように受け止めているのであろうか。テックインサイト取材班が祝福ムード溢れるこの街に乗り込み、ロンドン在住者の“生の声”を取材した。
ロンドンに拠点を構えるブランドコンサルティング会社「ブランド・ファイナンス(Brand Finance)」の最新情報によると、ヘンリー王子&メーガン・マークルさんの挙式が英国にもたらす経済効果は、およそ10.5億ポンド(約1570億円)と見込まれているという。当初は5億ポンド(約750億円)程度だったが挙式を間近に控えた今、なんと2倍以上に膨れ上がっている状態だ。
2011年に挙式を行ったウィリアム王子&キャサリン妃の時にも匹敵するこの数字を、同社取締役リチャード・ヘーグ氏は「ヘンリー王子&メーガンさんの“人気と知名度”によるもの」だと分析する。米人気ドラマ『SUITS/スーツ』でのレイチェル・ゼイン役でブレイクしたメーガンさんは、Googleが発表した「最も検索された女優」部門で2016年・2017年と2年連続で堂々1位にランクインしている。
一方のヘンリー王子と言えば、“英王室の異端児”的存在として過去数々の女性と浮名を流してきたお騒がせプレイボーイ。破天荒なエピソードも多いが、そのカリスマ的魅力で、英王室でダントツの人気を誇っている。かつてはブロンドのお嬢様が好みだった「世界ナンバーワン・バチェラー(独身男性)」が最終的に選んだのが、離婚歴を持つ、バイレイシャル(2つの人種)の米国人女優だったとあって、この2人の婚約発表は世間を大きく騒がせた。ヘンリー王子&メーガンさんの挙式がもたらす経済効果が莫大なものになると予想される背景には、そんな2人のラブストーリーと次々に飛び出すメーガンさんの家族にまつわるゴシップが大きく関係しているようだ。
2人と同じロンドンの街で生活する一般の人々は、ヘンリー王子&メーガンさんの結婚、