海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】24年間行方不明だった息子と両親、涙の再会(中国)

「諦めたらダメだ。いつかは息子に会える日がきっと来る」と自分に言い聞かせながら懸命に捜し続けた。

一方、成長したリ・レイさんは育ての親から当時のことを聞いたのだろう、行方不明者を捜索するNGO団体「Baobei Huijia」を通して自分の血液サンプルを警察当局に提供し、実の両親を捜し出そうとした。そして2017年には、父もまた血液サンプルを提出したことにより大きな展開があった。未成年行方不明者のデータに登録されていたリ・レイさんと父親のDNAが、一致したことが地元警察により判明したのである。

このほど27歳になった息子と24年ぶりに再会した両親は、涙をこらえきれず号泣した。父もすっかり成長した息子にしがみつく。そんな父はリ・レイさんが行方不明になった後、妻との間に双子の子をもうけるも息子の捜索は決して諦めなかった。

「あの頃は通信技術が発達しておらず、息子の行方を捜し出すことは困難を極めました。」

なお、リ・レイさんの育ての親となったカップルの身元については公表されていない。彼らがリ・レイさんについて警察へ通報しなかったことが罪に問われるか否かに関しては、現時点では明らかになっていないようだ。なおNGO団体「Baobei Huijia」によると、中国国内では2015年だけで59,007人の子供が誘拐されているという。

このニュースを知った人からは「泣ける。親子が再会できて本当に良かった」「子供を連れていったカップルは立派な誘拐罪になるのでは? 普通ならすぐに警察へ連れていくでしょう。処罰を受けるべきだと思うけど」「中国は『十何年も行方不明で後に発見…』というニュースがよくあるな。人口が多いから行方不明者も多いのかもしれないけど」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年5月26日付「Parents cry for joy as they find missing son after 24 years」(Picture: Asia Wire)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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