他人へのちょっとした褒め言葉を発したことが原因で、欧米諸国では問題にならないだろうが中東で職を失う危機に直面した。このほどクウェートで番組放送中、同僚の男性に「ハンサム」と発言した女性ニュースキャスターが世間から大きな批判を浴び、現在謹慎中だという。『Oddity Central』『NDTV』などが伝えている。
クウェートの国営テレビ局「クウェートTV」のニュースキャスターを務めているバジマ・アル=シャンマーさんは、番組で先週行われたクウェートでの自治体選挙の様子を伝えていた。画面上は男性レポーターとすでに中継が繋がっており、レポーターのナワーフさんはカメラが回っていることに気付かずに身につけていたアラブ人用男性ターバンの“グトラ”を触って身なりを整えていた。それを見たバジマさんは、男性レポーターに向かって「ナワーフさん、グトラを整える必要ないですよ。いつも通りハンサムですから」と発言した。
バジマさんはこの発言について、ナワーフさんに言い寄るような軽薄な意味を持っていたのではなく、あくまでも「そのままでじゅうぶんですから。さぁ、私たちはあなたからの報告を待っています」という意味だったと主張し、後にこの番組を運営している情報放送省にも同様の説明をしている。しかしながらバジマさんの発言はアラブのソーシャルメディアで話題になり、