中国・江蘇省でこのほどメスの野良犬が大学の構内に入り込み、子犬を出産。そこに現れた警備員にこん棒で激しく殴られて死亡した。その様子を捉えた者が動画共有サイト『秒拍』に動画を投稿。「あまりにもむごたらしい」「これはやり過ぎ」とネチズンからも批判の声が集まっている。
犬の虐殺という残酷な光景が展開されたのは、江蘇省南京市にある中国薬科大学。警備員2名がキャンパスに迷い込んで子犬を出産したメス犬を見つけ、片方が大きなネットをかぶせて動けないようにし、もう片方が犬の頭や体をいく度も棒で叩いて死なせた。地元メディアの取材を受けた学生たちは「赤ちゃんを産んだばかりの母犬になんて残酷なことを」、「何の害もない大人しい犬だったのに」などと同情を寄せ、警備員の冷血非道ぶりを批判している。
その後、大学側は「キャンパス内に迷い込んだ野良犬や猫は、学生の身の安全などを守るために然るべき対処をとることになっている」と弁明。しかし「次回もしも同じような状況になった場合には、手荒いことはせずに動物保護管理当局に連絡する」と約束した。中国では野良犬の虐待がたびたび発生しているが、