海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】ダイナマイトで犬を殺した少年グループ。少額罰金刑に市民激怒。(ホンジュラス)

中央アメリカに位置する国ホンジュラス。このほど10代の少年が空き地に集まり、犬の体にダイナマイトを巻きつけて着火した。この事件に、市民は「軽い罰金刑などで許してはならない」と強い憤りを示している。

この画像は英メディア『dailystar.co.uk』が伝えているその記事のスクリーンショット。仲間うちで録画された映像である。罪もないおとなしい犬の体にダイナマイトの筒が巻きつけられ、空き地に煙がたちこめたところで映像は終了している。何とも卑劣なこの動物虐待行為を行ったのはホンジュラス・ヨロ県エル・ネグリートの10代の少年グループ。映像には取り巻きも含めて約10名が映っており、警察は主犯格の17~19歳の少年を逮捕した。

だがその刑罰をめぐり、市民と警察当局の間で侃々諤々の議論が交わされているもようだ。少年たちに言い渡されたのは、社会奉仕活動への参加義務と日本円にして1万円ほどの罰金刑。これではロクに反省しないと市民が激怒する中で、「この少年らにもっと厳しい罰を」と記された嘆願書とともに市民グループが立ち上がった。現在その署名活動が急ピッチで進められているという。

代表のアマンダ・ペリーさんは、「彼らには生き物に対する慈悲の心が欠けています。このような残虐な行為に対して警察は甘い顔を見せてはなりません」と強い憤りを示している。犯罪統計上、未成年時代に動物虐待行為を行っていた者が近い将来に凶悪な犯罪を起こすケースは多いとして、たとえば米国では幼少期の子であっても再犯、あるいは将来的な犯罪を防止するための重要なアプローチとして心理の分析を行い、カウンセリングなどに力を入れている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)