夫婦間のトラブルに60代の妻が逆上。「あんたのせいでこうなった」と言いながら飼い犬に毒を盛り、殴り殺すというむごい事件が米ニューヨーク州で先月23日に起きた。
ニューヨーク州エリー郡のメディア『WKBW-TV』が伝えているところによれば、殺されたのはピットブルのミックス犬で5歳の“Kita”。その様子がある男性によって録画され、Facebookに公開されて事件は発覚した。Kitaは痛みのせいで苦しそうに吠え、時に激しく痙攣しながらついに息絶える。その体をぎゅっと押さえながら男性は、カメラに向かってこんなことを話しているのだ。
「Kitaはある女に毒を盛られ、激しく殴られた。妻さ。俺との仲を修復したいらしいけれど、俺の離婚したい気持ちに変わりはないと話したらこんなことになってしまった。俺に対する嫌がらせだそうだ。」
同郡のバッファロー警察にはその映像を見た複数の市民から通報があり、男性の情報をもとに、南に100kmほど離れたオーリアンに暮らすガートルード・マックィラー(60)という女が大晦日に逮捕された。自身が処方されていた抗不安薬の「Xanax」をエサに大量に混ぜたことを認めている。マックィラーは今月13日、動物虐待容疑につきオーリアン裁判所への出廷が命じられている。
洗濯機で犬を入浴させたら死んだとショッキングな写真をFacebookに投稿した香港の男や、別れたがっているガールフレンドの愛犬を殺害して煮込み料理にし、彼女に平然としてふるまった男。男女間の揉め事に巻き込まれてペットが復讐の対象となってしまう、あるいは残酷な人物に飼われ突発的に命を奪われるという事件があとを絶たない。
※ 画像はwkbw.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)