飲酒運転による事故で他人が巻き込まれ、取り返しのつかない悲劇を生む事件はあとを絶たない。このほど米ウィスコンシン州で飲酒運転をしていた母親が逮捕されたことを『WPTV-TV』『Raycom Media』『Metro』などが伝えたが、この母親は飲酒運転のみならず、膝の上に乗せた娘にも運転させていたようだ。
3月18日の午後5時半頃、911オペレーターからの連絡により「高速道路で母親の膝に乗った子供が車を運転している」と知らされたウィスコンシン州シボイガン郡警察は、すぐさま通報された車の追跡に向かった。
警察官が走行中のシボレー・エクイノックスSUVを呼び止め車に近づくと、車内からは強いアルコール臭がしたという。女性の車を止めた時、12歳少女は後部座席に座っており運転は母親のアマンダ・ホーキー(41歳)がしていたようだ。アマンダは娘を膝の上に乗せ運転をさせていたことを否定したが、後に事実として認め、少女もまた自分が運転したことを認めた。
警官がアルコール検知器でチェックしたところ、血中アルコール濃度が制限量の0.08%をかなり上回る0.126%で酩酊初期にあたることがわかり、問い詰められたアマンダは「運転の4時間ほど前に飲酒した」と答えていた。しかしその後の取り調べでは、午後3時から4時の間にバーで同僚とワインを数杯飲んだことを認めた。
アマンダの酒気帯び運転を目撃したネイサン・ティーエツさんは、