先日、アイルランド・ダブリンの空港ホテルが滞在客も多い夜の時間帯の大火災に見舞われたことをお伝えしていた。このたびはロシアのショッピングセンターが深刻な火災に見舞われたもよう。日曜日の午後という混雑する時間帯だけに大変な数の犠牲者が出ているもようだ。
ロシア・ケメロヴォ州のケメロヴォで現地の25日午後4時頃、“Winter Cherry”の名で親しまれてきたショッピングセンター「Zimnyaya Vishnya」で大火災が起きた。映画館、動物園、ボウリング場など娯楽施設が併設されていることもあって来場者、来店者には大勢の子供が含まれていたなか、ロシアの『イタルタス通信』による第一報では100名ほどが避難に成功したものの、約40名の子供を含む70名ほどが行方不明であると伝えられた。
現在も行方不明者の捜索が続いているが、米『CNN』が続いて伝えたところによれば店舗スタッフを含む少なくとも53名の死者と47名の負傷者が出ているもようだ。また英『Metro』によれば、身動きが取れなくなっている姪に電話したエフゲニアさんという女性がメディアの取材に応じたもよう。「午後4時11分に『すべてが燃えている。ドアが塞がれて開かないから外に出られない。呼吸ができない。家族に“愛している”と伝えたい。ママもきっと私を愛しているよね』というあまりにも悲しい内容で、