児童ポルノ規制法に違反する行為があった者に対する処罰は、日本とは比べものにならないほど厳しいアメリカ。その罪を犯してこのたび裁かれたのは、法の番人である警察官であった。フロリダ州で元・巡査部長に懲役120年もの実刑判決が下ったとして話題を呼んでいる。
フロリダ州ジャクソンビル郊外のライブオークという町で2015年10月28日、ライブオーク警察の巡査部長であったカイル・アダム・カービーが児童ポルノ規制法違反につき逮捕・起訴された。カービーは警察が職員に貸与するコンピュータを使い、2014年12月24日から児童ポルノ画像・動画をダウンロードしていた疑いがあり、公務中のパトカー内でそうした行為があったことも分かってきた。2002年9月から同署に勤務するようになったカービーだが、そのパソコンには80以上の児童ポルノ画像・動画が保存されており、カービーが隠しカメラを仕込んで脱衣の様子を撮影したものや、性行為中のものもあったそうだ。個人で鑑賞するばかりか複製したデータを販売する目的も強く疑われたという。
州メディアの『wtxl.com』が伝えたところによれば、今月21日にその裁判が州連邦裁判所にて開かれたもよう。そこで判事はカービー被告に対し、非常に厳しい懲役120年の実刑判決を言い渡した。ライブオーク警察のオルトン・バディ・ウィリアムズ署長は、