イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】世界一高身長民族出身のモデル、アレック・ウェックは針金さながらの“細長さ”

先に、『ファッションモデル失業の危機? 「D&G」ショーでドローンがバッグを吊るしランウェイを舞う(伊)』という記事を執筆した。このたびイタリアで開催された「ミラノ・ファッションウィーク」ではバーチャルインフルエンサーの美少女、サイボーグ、ドローンなどが大活躍したためだ。今後のファッションショーはCGが作り上げた理想体型のモデルやリアルドール(シリコンドール)が盛り上げ、人間のモデルより話題をさらっていくのだろうか。最近はファッション業界やミスコン界も「痩せすぎは不健康、一般女性のお手本としても非現実的」として排除する動きも活発化しているようだが…。

大変なギャラを支払わなければならない人間のモデルを減らし、最新テクノロジーによる奇をてらったビジュアル展開で話題をさらう―世界のトップブランドにもそんな時代が到来したことを感じさせたこのたびの「ミラノ・ファッションウィーク」。もしもデザイナーがどうしても極細モデルを起用したいと考えた場合、健康面での害もなく世の中からもクレームが出ない、そんな理想的体型の美しいバーチャル・モデルを起用するのはひとつの手なのかもしれない。だが温かい血が通っている生身の人間が着てこそファッションは個性的で魅力的に感じられるもの。そこはやはり忘れて欲しくないものだ。

さて昨今、モデルの痩せすぎ問題が取り沙汰されているが、この広い世界には生来の“極細”という人々が存在することをご存じであろうか。こちらの写真はスーダンの内戦から逃れてイギリスに渡ってからファッションモデルとなり、一流ファッション誌の表紙を飾ってきたアレック・ウェックさん(40)。昨年12月、ドイツのファッション通販サイト大手の「Zalando」社が開催したパーティで撮影されたものである。彼女を輩出した南スーダンのディンカ族は小顔かつ世界一の長身を特徴とする民族で、

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