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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】生後8か月の娘を殺害されて 5年の実刑判決を受けたベビーシッターに母親「あなたを赦す」(米)

ガルシア=リベラは自身の罪を認め「本当に申し訳ないことをしてしまった。自分だけでなく自分の家族もメイジー=レーンちゃんのことが大好きだった」と発言した。ガルシア=リベラには出所後5年間の執行猶予つき5年の懲役刑が下されたが、違法滞在していたことも明らかになったことから、刑期を終えた後は強制送還される可能性も高いようだ。

可愛い盛りの愛する我が子の命を奪われた母メリッサ・マックロウさんは、深い悲しみの中、メイジー=レーンちゃんの写真と手記を公表。ガルシア=リベラに対して「あなたを赦す」と綴った。手記は概ね下記の通りである。

「2017年2月7日は私にとって人生最高の日でした。流産の経験と高リスク出産を乗り越えて、ウェイドと私は美しい女児を授かりました。メイジー=レーンと名付けた娘は美しく健やかに育ち、娘の存在が私たちの全てでした。娘は8か月の間にハイキングやビーチ旅行などたくさんの経験をして、10月になる頃には歯も8本生えて、ハイハイやつかまり立ちもできるようになっていました。私は娘を幸せにするため、安全で健康に育てるため、母としてベストを尽くしてきたと思います。でも結果として、私は娘を守ってあげることができませんでした。娘はこの世からいなくなってしまったのです。私は学校で他の子供たちを見なければいけなかったという理由で、我が子を他人に預けてしまいました。そして娘は1時間も放置され、窒息死してしまった…。娘がどんなふうに息絶えたのかを知ってから、私はパニック障害を起こすようになりました。目の前に悪夢がちらついて離れず、仕事も長い間欠勤しました。私の人生はめちゃくちゃになり、娘がいなくなってからは、心に大きな穴があいてしまいました。」

「娘の死後、私は多くのことを自分に問いかけてきました。こんなことをするようなベビーシッターに自分の子供を預けるなんて、なんて酷い親なのか。親としてこれまで娘のためにしてきた決断全てが間違っていたんじゃないか。私は母親になる資格さえなかったのではないか…。娘を守ってやれなかった自分を何度も責めました。メリッサ、私はあなたに言いたい。あなたはこの手記を読んで、私に責められ憎悪を抱かれ脅されていると思うかもしれない。でも、私はそんなことしたくはないのです。」

「あなたがしたことは間違いようのない残酷なことです。それはきっとあなた自身もわかっていることでしょう。あなたを責めたところで、私もあなたも一層傷つくだけです。あなたも私と同様にこれからの人生、一生罪を背負って生きていかなければなりません。あなたは自分が犯した罪により、これから幼い息子と会えなくなってしまうのです。あなたの息子が、どれだけあなたを愛して必要としても。だから私がこれ以上あなたを責める必要はないのです。私がここであなたに伝えたいことは、『あなたを赦す』ということ…。」

「ウェイドと私はもう一度、幸せを見つけるために人生を前向きに生きるようにします。でも私たち夫婦に、わずか8か月の人生を精一杯生きた、えくぼのある小さな鼻のメイジー=レーン・ハマーという娘がいたことを、決して忘れないで。娘は私の世界そのものだったのだから。」

画像は『Northwest Arkansas Democrat-Gazette 2018年3月27日付「Baby sitter sentenced to five years in prison in Rogers girl’s death」』『Metro 2018年3月27日付「Babysitter crushed eight month-old girl to death under heavy pile of pillows」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

命を奪われたメイジーちゃんと両親(画像は『Metro 2018年3月27日付「Babysitter crushed eight month-old girl to death under heavy pile of pillows」』のスクリーンショット)

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