結婚に関するまた新たな、そして奇妙な事件の話題がインドから飛びこんできた。25歳の女が詐欺罪にて逮捕されたもので、彼女は名を偽り、外見を偽りながら4年間も「男」として生きていた。しかも妻を2人娶り、重婚を押し通す図々しさであったことを『Hindustan Times』が伝えている。
ウッタラーカンド州ハルドワニ県のナイニタール警察は今月14日、ウッタル・プラデーシュ州ジビノールのダンプル地区出身のスウィーティー・セン(Sweety Sen)という25歳の女を各種の詐欺行為につき逮捕した。センは男装することで4年にわたり男性のフリをし、SNSに偽名でアカウントを開設。2人の女性を妻に迎え、うち1人は結婚持参金(ダウリー:支度金として花嫁側が準備する)の問題でセンの暴力に苦しめられていた。
男まさりで活発な幼少期を経て男装を始めたセンは、2013年には“クリシュナ(Krishna)”という男の名を使ってFacebookにアカウントを開設。そこで複数名の女性とチャットを交わす中、学位を2つも取得したカミニさんという女性に2014年にプロポーズし、ほどなくして結婚した。
しかしFacebookに公開されていた写真もさることながら、酒を飲みタバコを吸い、妻に暴力を振るうセンの姿は猛々しい男そのもの。日本円にして約140万円の結婚持参金に不満があるとして、センは結婚後すぐカミニさんに暴力を振るうようになっていた。そして2016年にはカランドゥンギ地区のニーシャさんに接近し、同年4月には彼女とも結婚。センはティコニヤ地区に部屋を借りて2人の妻とそこで暮らし始めた。カミニさんはインドのメディア『ANI(Asian News International)』の取材に、「もう1人妻を迎えると夫は私をさらにぞんざいに扱うようになり、『殺す』と脅すまでになりました」と語っている。
肉体を見たり触れたりすることを決して許さず、