2年前の今頃、実に大変な日々を過ごしていた歌手のセリーヌ・ディオン。夫のレネ・アンジェリルさんを咽頭がんにより長い闘病の末に亡くし、そのたった2日後に兄ダニエルさんをもガンで亡くしていたのだ。少しの間休養があったものの、気丈にもまたラスベガスのシーザーズ・パレスのステージに立っていたセリーヌ。そんな彼女の熱狂的なファンとみられる1人の女が突然ステージに上がり…!?
歌姫セリーヌ・ディオン(49)のステージに女が乱入する事件が起きたのは、ラスベガスのシーザーズ・パレス・ホテルのコンサートホール「ザ・コロシアム/The Colosseum」で5日のこと。女は酒に酔っていたとみられ、セリーヌに何やら熱っぽく話しかけながらその手を握りしめると決して離さず、歌を歌いながら一緒にダンスを踊ろうと誘い、ついには脚を大きく開いてその上半身に抱きついてしまった。
執拗に触れてくるその女。セキュリティスタッフが近づくと「触らないでよ」とけん制する。こういう場合にヘタなことを言ったり恥をかかせたりすると、相手も機嫌を損ねて何をしでかすかわからない。セリーヌは微妙に動揺しながらも歓迎の言葉をかけ、ご機嫌をとってみたりする。「さあ、私とパーティよ。いいわね?」などと導くと、女はセリーヌの首に抱き着いて離れなくなってしまった。再びセキュリティスタッフが割って入ろうとするが、あくまでも平和な解決を望むセリーヌはそれを振り払い、自ら女の手を握りしめ「ケガしないようにね」と優しく言いながらステージから降りるよう促した。
それを見届けたセリーヌは「ああシンドかった。疲れたわ…」といった表情でバタンと倒れ、