シャオさんはよほどの決心が必要だったことだろう。なぜなら卵ほどの風船状のエキスパンダー(医療用バッグ)を皮膚下に計4つ埋め込み、そこに生理的食塩水を少しずつ注入することにより風船を膨らませていく。こうして引き伸ばされた皮膚を痣を取った部分の修復に使うというのだ。よって現在、シャオさんの顔は大きな瓢箪のような形に膨れ上がっている。
今も週に2回、生理食塩水をエキスパンダーに注入しているという。今後5か月で5~6回の手術を予定しており、今年の6月に治療が終了する予定だ。この治療に臨んだシャオさんはこのように述べている。
「最初の1か月はエキスパンダーが埋め込まれたことに加え、生理食塩水の注入もあって、自分の顔を壁に打ち付けたくなるような衝動に駆られました。時々自分のことがかわいそうになりました。でも私には家族の支えがあります。そして今は、本当に前向きな気持ちでいられます。」
『The Sun』によると、第一段階の治療がスタートした10月の時点で、シャオさんの家族は11,177ポンド(約172万円)をなんとか調達した。その後も寄付を募り続けた双子の兄弟の1人と家族はこれまでに5,588ポンド(約86万円)を調達することに成功している。
画像は『The Sun 2018年1月23日付「SKIN TIGHT Woman born with giant birthmark has 4 balloons implanted to stretch her skin for removal op – after docs warn it could turn cancerous」(IMAGE: ASIAWIRE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)