家族の一員としていつも可愛がっていたペットを亡くした時、おそらくほとんどの人が悲しみのなか別れを告げるだろう。しかし米オレゴン州に住む一家は亡き愛犬を剥製にし、4年経った今でも家族として可愛がっている。飼い主が剥製にした犬の写真をソーシャルメディアに投稿したところ、ちょっとした話題になった。英メディア『Deadline News』『Mirror』などが伝えている。
オレゴン州ポートランドに暮らすミッチ・バイヤーズさん(26歳)の愛犬ジャック・ラッセル・テリアの“フィービー”は、2013年に亡くなってからも家族と片時も離れることはない。というのも、剥製となったフィービーは常に家族のそばにいるからだ。
フィービーが亡くなった後、ミッチさんの母は家族に内緒でオレゴン州内の剥製師にフィービーを剥製にすることが可能かどうかを尋ねた。しかしペットの剥製は受け付けていないという返事が返って来たため、母親はコロラド州に住む剥製師のもとへフィービーを送った。
そうして剥製化したフィービーはこの4年間、家族の一員として変わらず愛情を注がれているようだ。剥製フィービーの写真をInstagramアカウント「My dead dog and me(亡き愛犬と僕)」に投稿しているミッチさんが、自身の車中に置いたフィービーを本物の犬と勘違いされないように、窓に「心配しないで。この犬は剥製です。だから車の窓を割らないで」と書いたメモを貼った写真を投稿したところ、拡散した。
アカウントには感謝祭のご馳走を前に座るフィービーや、ハロウィンやクリスマスなどのデコレーションとともに写るフィービーの姿が投稿されている。パッと見る限りでは、剥製だとはわからないほどフィービーはリアルだ。
ミッチさんはオレゴンコーストのドライブインにあるバーに剥製フィービーを連れて行き、