THE ALFEE（桜井賢・坂崎幸之助・高見沢俊彦）が24日、毎年恒例のクリスマスイヴのコンサートを東京・日本武道館にて開催した。同所でのイヴ公演は1987年の12月24日の公演から数えて30年連続となる。この日も約9,800人のファンが会場に集まり、THE ALFEEの3人はバラエティに富んだ楽曲や軽快なMCの他、クリスマスの特別な演出を用意して、持ち前のサービス精神で観客を楽しませた。

コンサートでは「今年あった嫌なこと、忘れたいことはここに置いていってください！　あとでスタッフが排出します」と坂崎が笑顔で挨拶。『星空のディスタンス』などデビュー43年のキャリアにふさわしく新旧織り交ぜた曲や、クリスマスにちなんだ曲を次々に披露した。

12月20日にリリースしたばかりの新曲『人間だから悲しいんだ』も演奏したが、ここで高見沢が裏話を明かした。メインボーカルを決めるにあたり「久々に、今回は3人でオーディションをやったんですよ。何が面白いってね、みんなが受かりたがらないんですよ。そして今回は16年ぶりに坂崎に決まりました」という、ハモり好きなTHE ALFEEらしいエピソードと、THE ALFEEの真骨頂とも言えるハード・フォークロックの新曲にファンは聴き入った。

アンコールでは『第59回 輝く！日本レコード大賞』で「企画賞」を受賞した最年長新人バンド・The KanLeKeeZが、受賞を記念して新調した揃いの赤のミリタリールックを着て登場した。そして「第59回 日本レコード大賞 企画賞受賞 The KanLeKeez SHOW TIME！」と宣言し、