今年も「2017ユーキャン新語・流行語大賞」が発表された。年間大賞に選ばれたのは「インスタ映え」と「忖度(そんたく)」であり、今年大ブレイクしたお笑い芸人・ブルゾンちえみの「35億」はトップテンに選ばれたものの大賞には至らなかった。しかし2012年に年間大賞を見事獲得したお笑い芸人がいる。デニムのノースリーブと短パンを着用し「ワイルドだろぉ」のキメ台詞で一世風靡したスギちゃんだ。時は流れて「一発屋」と呼ばれるようになったスギちゃんの物悲しいエピソードが、何本もの動画とポスターで公開されている。
12月4日から10日までサラリーマンの駅としてお馴染みのJR新橋駅烏森口にスギちゃんが登場するポスターが10パターン掲示される。これは胃腸薬「ガスター10」の広告で、スギちゃんは「胃酸、出スギちゃん」として起用され、思わず胃が痛くなるようなリアルなエピソードがキャッチコピーとなっている。たとえば、無情な時の流れを感じる「流行語大賞からもう5年。」、年末に仕事があまりないことを示した「仕事納めが人より早い。」、芸人の稼ぎ時と言われる年末年始に予定がないことを表現した「年末年始、テレビ観放題。」などで、自虐的なフレーズばかりだ。これが横一列にずらっと貼られているので、師走で忙しい仕事帰りのサラリーマンも思わず見入ってしまいそうだ。
WEB限定ショートムービー「『胃酸、出スギちゃん』のストレスDays」シリーズ(https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/site_gaster10/isan-de-sugichan/)も公開中で、動画はすべて、一発屋芸人スギちゃんの「日常で胃が痛くなるリアルエピソード」を切り取ったもの。スギちゃんとカメラマンやマネージャーとのやりとりや、タクシー、居酒屋、カフェなどでの出来事を短い動画で視聴することができる。
その中の「café篇 vol.1『スギちゃんのインスタ映え』」では、カフェでスギちゃんの隣のテーブルに若い女性2人が座る。「スギちゃん、スギちゃん」と気づいた2人は「写真撮っちゃう?」とコソコソ話すものの、