妻の連れ子である1歳女児の裸体を撮影した男が、そのデータを小児性愛者に送って逮捕された。幼すぎて自分の身に起きていることを母親に告げることもできなかった女の子。大変卑劣な小児ポルノ犯罪の話題が米オレゴン州から飛びこんできた。
児童ポルノ禁止法違反ほかの容疑で逮捕された男はオレゴン州ローゼンバーグのケリー・シェーン・ライス(29)。妻の連れ子で、表向きは養女として面倒をみていた1歳女児を裸にして撮影し、メッセージアプリを通じて連絡を取り合ってきた小児性愛者らに動画や画像を配信した疑いがもたれている。児童ポルノ犯罪の調査にあたっている州警察および国土安全保障省の関係当局が不審な動画のやりとりを察知し、配信元のIPアドレスをつき止めたもので、今月2日の家宅捜査で証拠となるデータが確認されたためライスの逮捕に至ったという。
一緒に育てていくとして連れ子のある女性と結婚していたライス。本人も実は小児性愛の傾向があることを認めており、乳幼児性的暴行、同虐待、同性的搾取、児童ポルノ禁止法違反など複数の罪に問われている。保釈保証金は110万ドル(約1.2億円)と設定されて身柄はダグラス郡拘置所に送られたが、裁判で有罪判決が下った場合は長期の禁固刑が下るものとみられている。また児童ポルノ犯罪は配信者を摘発しただけで解決するものではないため、現在も関連した捜査が続いているもようだ。