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writer : shiina

【海外発!Breaking News】ケシ栽培地域に蔓延するアヘン中毒 子供を眠らせるために投与する母親も(アフガニスタン)

アフガニスタン南部に位置するウルーズガーン州は、アヘンの材料となるケシの耕作面積が広い州として知られている。この地で問題となっているのが、ケシ栽培に携わる人々の間に蔓延するアヘン中毒だ。同州のアヘン中毒者は約1万5千人に上るとみられているが、その中には多くの子供が含まれているという。

大人ばかりでなく、なぜ子供にまでアヘン中毒が蔓延しているのか。アフガニスタンのメディア『Pajhwok Afghan News』によると、ケシ栽培農家の子供達は収穫期に両親を手伝うことが多く、その際のアルカロイドを含む樹脂を採取する作業が強く影響しているという。

そして幼い子供達の場合、母親がアヘンを与えることで中毒になるケースがあとを絶たないそうだ。これについてウルーズガーン市民病院の院長Ziaur Rahman Niazi氏は、「この地域では母親が子供を静かにさせるために、また病気になった時にアヘンを使うことが“伝統”になっている」と説明する。だがこれが良い効果をもたらすはずはなく、市民病院には毎月のようにアヘン投与による問題を抱えた子供が5人は搬送されるとのことだ。こうした問題が引き起こされるのは、ケシ栽培の拡大、そして住民のアヘンの危険性に対する認識の欠如が原因だと同氏は語る。

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