第一次世界大戦終結を記念し11月11日に執り行なわれる「リメンブランス・デー」追悼行事だが、兄ウィリアム王子らと出席したヘンリー王子は顔中にヒゲを生やしたままであった。その姿に批判の声があがる中、「全く問題なし」という意見も少なくないようだ。
「リメンブランス・デー」での戦没者追悼行事に、ヘンリー王子はヒゲをそることなく出席した。この件について、英国陸軍の近衛兵からは以下のような意見があがった。
「ヘンリー王子には、我々全員が失望しました。」
「このような重要な日なのですから、ヒゲを剃ってくるべきだったのです。」
というのもヘンリー王子は元軍人で、英陸軍では基本的にヒゲを生やすことは禁じられているからだ。2015年6月に除隊しているものの、制服を着てこのような行事に参加したからには「“元軍人”であろうが規則に準じ振る舞うべきだ」と彼らは憤慨したもようだ。
ちなみに「ヒゲが許される例もある」とのこと。肌に問題がある場合、宗教上の問題でヒゲを剃れない場合、隠密作戦に取り組んでいる場合などがそれにあたるというが、ヘンリー王子の場合については除隊済みとあり「この規則に従う理由はない」と英メディアも伝えており、ファンの多くも「世の中にはもっと大きな問題があるでしょうに」とSNSに書き込んでいる。国防省もまた英メディアに対し「除隊済みなのですから、問題ありません」とコメントした。