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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】夫婦ともに認知症 67年連れ添った妻を殺害した夫に有罪判決(英)

67年連れ添った夫婦に悲劇が起こった。認知症の妻を介護していた夫自身が認知症となり、妻を殺害してしまったのである。重度の認知症となっている夫は、裁判所に出廷することなく有罪判決を受けた。英メディア『BBC News』『Metro』『Cornwall Live』などが伝えている。

英コーンウォールのセント・メリリンにある小さな平屋に暮らすメアリー・エイヴィスさん(88歳)と元警察官のダグラス(89歳)は、67年間人生をともに歩み地域でもよく知られた夫婦だったという。

メアリーさんが重度の認知症を患ってからは、リタイアしたダグラスが献身的に妻の介護をしていた。ところがダグラス自身も認知症となり、メアリーさんの介護が困難になってしまった。メアリーさんの体に痣があることを見つけたかかりつけの医師は虐待やネグレクトを疑ったが、ダグラスは「妻はシャワーの最中に転んだ」と話すだけだった。しかしダグラスの様子に異変を感じた息子や近隣住民らは、もはやダグラスにメアリーの介護は不可能ではないかとソーシャルワーカーへ相談し、医師ともども夫妻の自宅を訪れたが、ダグラスは彼らを追い返したという。

その翌日の2月22日、ダグラスはメアリーさんを杖で殴打し殺害した。前日とは別の医師が寝室の窓から床に倒れているメアリーさんを発見しドアを叩くと、応答したダグラスは「今、電話しようと思っていたところだ。妻が床に倒れたまま起きないんだ」と話した。

警察の事情聴取では、ダグラスはメアリーさんの殺害を否定した。しかし供述に曖昧な部分があり警察が家の内部を調べると、冷蔵庫にはほとんど食べ物がなかったにもかかわらず牛乳瓶が12本以上も入れられており、別の部屋には新聞の束が山積みになっているなど、ダグラス自身の認知症がかなり進行しているとみられる兆しがあった。

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