ミラマックスの設立者で、製作の早い段階から大ヒットとなる作品を見抜く鋭い目を持つ超大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン。しかし彼は女優やモデルを前にすると、立場を悪用して卑劣極まりないケダモノと化すのであった。度を越したその強引さに、被害に遭った女性たちは「この人は頭がおかしいとさえ感じた」と言う。抑えきれない性欲、業界の女性狩りに異常なほど夢中であったことを認めたワインスタイン。彼が精神心理学の専門家の治療を受けていたことが分かった。
米芸能情報サイト『TMZ』が伝えているところによれば、ハーヴェイ・ワインスタイン(65)が受けた精神心理面の治療プログラムはたった1週間で終了したとのこと。すでにハリウッドから追放された身で年齢的にもこのまま隠居生活に入ることが考えられるため、日常生活で周囲の人間に迷惑をかけない、一般人として恥ずべき行為がない、そんな余生を送れればという気持ちであろうか。
ワインスタインから「メディアの取材に応じてもよい」との許可を得たという担当医は、「彼は精神心理学の専門家により組まれたプログラムに真剣に向き合い、治療に専念してくれました。ミーティングにもきちんと出席し、受講を修了しました」と『TMZ』に説明している。プログラムの内容は、態度が常に尊大で怒りやすいというワインスタインの性格を変え、周囲との境界や共感という点において対人関係をスムーズに構築できるよう導くものであるという。