映画スターとして大成功をおさめ、私生活では元恋人との間に産まれた娘を愛する良き父だった俳優ポール・ウォーカー。彼は2013年11月、友人がハンドルを握るポルシェに乗り、街灯や街路樹に猛スピードで激突した車は瞬く間に爆発・大炎上しポールは友人と共にこの世を去った。そんなポールは、どのような思いを胸に40年の人生を突っ走ったのか。彼の言葉のいくつかをご紹介したい。
■父としての思い
「僕の母が、(父の娘への思いを)一番上手に表現していたよ。『小さな娘は、パパのハートをソフトにするものだから』ってね。」
「僕は自分が父親だってことが嬉しくてたまらない。ほとんどの時間、僕は父であることに最も集中している。そう、僕は役者だけれど、興味のあることは他にもたくさんあるんだ。」
■仕事
「仕事は、善良な人達としたいと思う。怒鳴り散らすような監督はごめんさ。そういう人とどうにかやっていくなんてできない。」
「今の僕にとって、役者業はもう労働って感じじゃない。誇りに思える作品に出る。それが全てさ。」
「でも人生は短いんだ。映画だけが全てじゃない。」
「僕は自分自身であるはずの“ポール・ウォーカー”より『ワイルド・スピード』シリーズのブライアンの方がしっくりくる。『ヘイ、ポール・ウォーカー』って声をかけられると、困惑してしまう。だけど『ブライアンだ!』なんて言われると、良い気分だね。」
■夢・哲学
「僕の哲学はこう。楽しめないことなら、やる意味はない。」
「全てを手に入れたい。それが夢さ。いろんなことに挑戦して、全てを人生に詰め込みたい。」
「『思いきりやれ。さもなきゃ、家に帰れ』。そんな思いで生きているんだ。全てのことにおいてそう思う。コミットできないことには、最初から手を出すなってこと。そういう生き方が好きだね。」
「歯ブラシ、歯磨き粉、デオドラント。僕にはそれさえあれば良い。その他のことを気にする時間も忍耐力もないんだ。髪のスタイリング? やり方を学んだこともないね。」
■恋愛観
「有能で、しかも女性的。オテンバなのに女性的な部分のある人が好きなんだ。」
「一緒にベッドに入った人の隣で、目覚めたい。いろんな場所にドレスアップしてついて来てくれるけれど、爪が汚れたりマニキュアが剥がれても平気。そんな子が良いね。」
■愛する人達への思い
「本当に大事なことは、愛する人達がハッピーで健康ってことさ。他のことは、サンデー用のトッピングみたいなものさ。」