ハロウィン本番がまもなくやって来る。そんな中、米ユタ州ソルトレイクシティの住宅街に一際目を引く飾り付けをした民家があることを『Salt Lake Tribune』などが伝えている。
閑静な住宅街に突如現れるのは、全長およそ12メートルの巨大なキングコングだ。今年のハロウィンのために、ソルトレイクシティ在住のアモン・スミス(Ammon Smith、33)さんと妻のテラさんが約2か月かけて制作したものだという。
飛行機が飛び交う中、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルディングにまたがるキングコングという映画のワンシーンを見事に再現しており、目を凝らすとキングコングの左手にバービー人形を握りしめているのが分かる。
アモンさんの本職は木工職人で、幼い頃からとにかくものを作ることが大好きだったそうだ。今回のエンパイア・ステート・ビルディングには木や発泡スチロールを、キングコングには木箱やプール・ヌードル(プールで使用する棒状の浮具)、布などを使用しており、制作にかけた費用は130~140ドル(約1万5000~1万6000円)だったという。
そのアイディアや目立つ外観そして精巧な技術に、行き交う人も思わず足を止める。アモンさんは「これまで否定的なコメントは1つも来ていないですね。“素晴らしい”とメモを残していってくれる人や、車を停めて写真を撮っていく人たちも多いですよ」と言うから、近所の評判も上々のようだ。