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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】5歳息子の大麻治療のために オランダ移住を決意したイギリスの家族

数えきれないほどのてんかん発作を起こす息子への大麻治療のために、イギリスに暮らす家族がオランダへの移住を決意した。出発を控えて、一家は寄付金サイトで募金を呼び掛けている。『BBC News』『Mirror』など複数のメディアが伝えた。

ウォリックシャー州ケニルワースに住むアルフィー・ディングリー君(5歳)は、生後8か月の時にてんかんを患っていることが分かった。その後、4か月間をロンドンにあるグレート・オーモンド・ストリート病院で過ごし、「PCDH19」という遺伝子に異常を持つ極めて稀な難病と診断されたのは4歳の時だった。

この病気はほとんど女児が発症するが、男児のケースも片手で数えられるほどだが存在する。そのひとりであるアルフィー君は、一日に数えきれないほどの発作を起こし、それがほぼ毎日続く。現在は治療として症状にあわせてステロイド剤を投与しているが、これが深刻な副作用をもたらすと母のハンナさん(38歳)は語る。

「発作の度合いや回数によって与えられる量は異なりますが、静脈注射によるステロイドの投与は体に強い反応を起こして息子を攻撃的にしてしまうのです。」

医師からは、強い副作用がある治療法を続けていくことによりアルフィー君は将来的に知的、精神的なダメージを受けるであろうと言われており、両親が不安になるのは当然のことであろう。勤務していた旅行会社を辞めてアルフィー君につきっきりでいるハンナさんは、夫のドリューさん(39歳)とともに、息子にもっと適切な治療法はないかとリサーチを繰り返した。そして行きついたのが、医療大麻による治療法だった。

「実際、多くの親が子供に“カンナビスオイル(大麻草の葉や花からの抽出物)”を使用して治療を試みています。これなら息子の重い発作を和らげたり、止めることも可能なのではと思いました。」

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